2代目社長が会社を潰すのは本当か 〜中小企業社員の心の声〜

2代目社長の行動から多くの気付きを得るブログ

ソフトバンク孫社長と中小同族経営者との違い

ソフトバンク孫さんを中小企業の経営者と比較してはならないと思うけど、あえてくだらないことを考えてみる。

 

先日のニュースでソフトバンク代表取締役副社長にニケシュ氏を任命するという記事があった。ソフトバンクの事実上の後継者。米グーグルから連れてきたと。

 

やっぱりそうなったか。でもソフトバンクアカデミアという後継者の発掘・育成やってなかったけ?

主観だけど、育成塾とかに来るような人は後継者になれないのだと思う。ソフトバンク企業価値を引き継いでから5倍以上にするのがミッションなんでしょ?アカデミアに能力の高い人達が集まっていることは間違いない。でも、しょせんは学校の優等生しかいないのだと思う。参加している方々は、アカデミアで多くの学びを得ているのでしょうが、そこに参加している時点で孫社長を追い越せないのかな。そういえば、7割くらいがソフトバンク社員、つまり生え抜きだったんでしたよね。参加者を批判しているわけではないのであしからず。

そもそも孫社長より能力の高い日本人がいるのだろうか?いたとしても、孫社長のように腹をくくれるような人はいるのか?その答えが外国人だったというのはすごく納得した。

孫社長は外部から優秀な人材を見つけてきた。一方、小さな同族経営の創業者って後継者を身内(息子・娘など)から選出するのが当たり前中小企業の創業者達は、自分の作った会社が未来永劫続いて欲しいとか、ソフトバンクのように言ってるけど・・・似て非なるもの、覚悟が足らないよね。私欲を優先するのだから仕方ないか。

会社が継続できるかどうかは会社のTOP(社長)の采配で決まるわけだから、後継者選びは慎重に行うべきである。内部に適切な人材がいなければ、外部から高い役員報酬を出すことになってでも必死に探してくるべきなのに実際は自分の役員報酬を確保し、会社の秘密(口外できないような都合の良い取引など)を守りたいために、身内、つまり息子に継がせるといったアクションを起こす。

要するに、創業者は理屈の通らないわがまま人間なのだ。残念な人間だ。たとえ優秀な生え抜き社員がいても無能な息子を選ぶのでしょうね。どうしようもないくらい非力で魅力のない息子って何と悲しくなるが、そんな息子も可哀想で、くだらない親のエゴに巻き込まれ、しぶしぶ継いでいたりする現実もあり少々かわいそうに思える。

そんな会社はさっさと売れるときにどこかに売却した方が幸せだったのかも知れない。

会社を売りたいと思ったときは、たいてい時すでに遅しである。