2代目社長が会社を潰すのは本当か 〜中小企業社員の心の声〜

2代目社長の行動から多くの気付きを得るブログ

アメトークに出てたコロチキナダルを見て感じたこと

 TV用キャラなのか、それとも素のキャラかといった議論はさておき、ナダルのTVで確認できる行動パターンにM社長が重なる。

芸人と中小2代目社長・・・・業界も全く異なるが、何か彼の行動を生み出す源泉ともいうべき境遇に共通項が見えたので思うことを書いてみた。

 

 ナダルのこれまでの実績は、M社長の実績など足元も及ばないことは明らかだが、それにしてもなんと器の小さい人物なのかと思われるナダルキングオブコント優勝の頃の誠実そうなキャラはどこに行った?番組の冒頭あたりはその糞ぶりに笑えたが、くどい程の不快さに途中でチャンネルを変えてしまった。

 

おそらく、M社長が垣間見えたからだと思う。番組内容はうろ覚えだが、番組で印象に残った不快に思えた行動をあげてみた。

 

①事実がひっくり返る嘘を平気でつく

②周囲に咎められたり、本格的に検証されそうになったらすぐに撤回する

 すぐに撤回するくらいなら嘘なんてついてほしくないですね。嘘を意地でも押し通すような信念も持ち合わせていないみたいで、芯の弱さが目立ちます。同じく、M社長、こちらも本当に酷いくらいの諦め癖と責任転嫁癖。

 

③プライドが極端に高く、目下に不用意にプレッシャーをかける

 今回アメトークで暴露させた後輩原因ゆりあんらは、今度、どこかの居酒屋とかでコソコソと説教するんでしょうね。イジられてなんぼのお笑い業界、それを受け入れられない彼は出世に苦労すると思う。M社長も然り。最終学歴は高卒だからかやたら学歴を隠そうとする。たいした社会経験なくして親の会社に入社し、たいした努力なく社長へ。社長は偉いんだぞ!と言わんばかりのよくわからないプライド。いいじゃんか、学がないならみんなに助けてもらえよ。従業員に素直に聞けよ。かっこつけんなよ。あなたに能力が備わっていないことなんて従業員みな知っているから。中小社長なんて30人に1人の割合で当たるわけで、しかも世襲でなっただけでしょ。お父様からいただいた会社とそのポジションに感謝すべきですね。社内メンバーの中で最もプライドが高く、メンバーの中で最もヘタレ・・・それがM社長。

 

④都合が悪くなると、熱が出た、頭が痛いと言い訳をして逃げようとする

 ナダルは支配欲が強そうだ。これは過去に受けた強い劣勢をなんとか克服したいという行動の表れなのだろうか。それをバネにして、エネルギーにしてさらなる高みを目指そうとする点は問題ないと思うが、劣勢によるトラウマが大きく歪んでしまうと正常に前に進めないのか?実際、自身が支配できない空間で居心地が悪くなり、自身の立場を脅かされないかとヒヤヒヤし、結果すぐに逃げ出したくなる。M社長の行動もよく似ている。

 

⑤人をかばうフリをして、自分を守ろうとする

 具体的なナダルのエピソードとして、後輩芸人と相撲をして新しくできた劇場の楽屋の壁に穴をあけてしまったようだが、その事をゆりあんが指摘すると、「後輩に迷惑がかかると思ったから言わないで欲しかった」と反論していた。だが、実際は、自分のせいで穴をあけてしまったことを公表されたくなかっただけで、後輩を使って自分を守ろうとしていたようです。このような器の小ささがM社長にそっくりですね。

 

行動を起こす奥底にあるモノは、「いじめられっ子思想」 

 ナダルは学生時代にイジメにあっていたと公表しているが、M社長も同じく、学生時代にイジメられてきたのではないかと推測できる。本人は決して自身がイジメられっ子であったことを認めたわけではないが、普段の行動の節々に、過去にいじめられていたことが原因で起こす現在の行動はナダルのそれに似ている。

 

 さて、M社長の行動の源泉が過去にいじめられてきたトラウマによるものであるとすれば、M社長の心の傷は相当深く、安易にリカバリーが効くものではないということである。悲しいかな、このような心にトラウマを抱く社長にリーダーシップを図らせることなど到底無理な話ではないか。なぜなら、リーダーシップは誰もが発揮できるものではなく、個人の体格や身長、性格等の個人的資質が源泉となりやすいからである。

もちろん、社長というポジションにつくことで、組織的役割を果たそうと発揮の機会が高まることもあるようだが、M社長のケースは制約条件が多いため、それは難しい。

 

 ところで、M社長の好む典型的な従業員象はこうだ。

「内気で社交性が弱く、過去に何らかの心理的トラウマを持ち、要領が悪くて、仕事が人並み以下のイエスマン

 

M社長はそのような人材を好んで採用する。こんなんでも会社として成立するから面白い。会社って生き物なんですよね。世の中いろんな会社があるんだなぁと再発見する。

  

 ただし、会社を生き物とみて弱肉強食の世界で考察すると、今後生き残れるかどうかは強くなれるかどうかにかかっている。

 

 従業員の流出が止まらない・・・そろそろ潮時だろうか。