2代目社長が会社を潰すのは本当か

2代目社長の行動を観察する

堅実なメインバンクよりも優しい声をかけてくれた新規の銀行を簡単に好きになる2代目社長

多くの国内上場企業が好調の中、実力のない中小企業はやはり厳しいです。

 

さて、我らが2代目社長Mは、急激な業績低下、離反社員が立て続けに発生した2017年からそれほど教訓を学ぶことなく、新しい年になっても悲壮感が漂っています。社長がどこに行っているのかわからないことも多くなりました。

 

新年挨拶訪問にやってくる銀行担当者とのやりとりで面白いものが見れました。

 

まず、旧来から付き合いのあるA銀行ですが、昨年融資をしてもらえなかったことを根に持っている社長は、担当者が挨拶に来るやいなや、なんと外出して何処かへ消えてしまいました。「お前ら(融資してくれない銀行)とは話をしたくない」というメッセージなのでしょうか。多くの残債があることを忘れてしまっているのでしょうか。ビジネスマンとしての常識が問われますが、何れにせよ、真っ向から自分の意見を言えないところが情けない。困った社長です。

 

一方、この会社に迎合するかのように急接近してきた銀行も現れました。最近融資をしてもらったB銀行の担当者が挨拶に来ると、かなりの時間を割いて談話しました。とても楽しそうな社長。この銀行の担当者は入社2年目で若いためか、どんなことでも吸収していこうという気合がみなぎっています。あまり張り切りすぎて、いつの間にか腐らないよう気をつけて欲しいですが、もうとにかく、うなずいて、褒めて、持ち上げる。最近のM社長は良いところが全くなく、取引先はおろか社員からも距離を置かれているので、この若い担当者との談話に快感を覚えているのが分かりました。

 

B銀行は最近飛び込み営業してきたことをきっかけにトントン拍子で融資成立しました。余談ですが、社長は優しく応対してくれた女性をすぐに好きになります。それがセールスであってもです。営業からすれば社長はカモかもしれません。この辺りの話はまた別の機会があればしましょう。

 

話を戻します。

B銀行は会社の最新の業績を知りません。過去の決算情報、創業者の武勇伝、来客時だけやる気を高める(振りをする)社員達・・・社長が微妙でもなんとかなるものですね。社長以外の要素がバイアスになり、銀行は社長の品格・力量を大きく見誤った可能性があります。

もっと抜き打ちで訪問してチェックしなければいずれ不良債権つかまされますよ、銀行員に言いたくなります。

 

A銀行の借り入れ割合を下げながら将来的にはB銀行に頼っていく、この借り換え計画は、B銀行の想定している業績結果を出せるかどうかがポイントでしょう。期待を裏切った場合、B銀行が笑顔で貸してくれるのは今回で最後になるでしょう。そして他の新たな銀行ではこの手法は使えなくなります。最新の決算情報が開示される頃にどんなハッタリで乗り切るのか?

 

M社長の真の力量が問われるのは今年の決算後です。

 

それまでに、社長には是非これを読んで少しでも変わって欲しい。