2代目社長が会社を潰すのは本当か 〜中小企業社員の心の声〜

2代目社長の行動から多くの気付きを得るブログ

いよいよ会社がやばくなったら父(創業者)に責任転嫁し始める2代目社長

戦闘力の高い社員達が2代目社長のもとを去り、随分と時間が経過しました。

結果、収益低下で低空飛行を余儀なくされていましたが、ここにきて新たな金融機関から融資を受けることができたこと、長年使い慣れた業者として未だに使ってくれる取引先などが存在することで、なんとか延命できました。

 

それでも、次の融資はないかなという段階になってきています。

 

これまで記事を書いてきた通り、2代目社長Mは新しいモノやコトを生み出す力は全くありません。センスゼロですし、学習がお嫌いですから仕方ないですね。

 

今残っている社員の配置を、あ〜でもないこ〜でもないと考えることに夢中な2代目。

そんな社長に(もうクビなってもいいので)私はこう言いました。

 

「社長は何がやりたいですか。今の会社でそれは実現できそうですか。出来ないとしたらどんな障害がありますか。社員の配置を考えるのはその後ではないでしょうか。」

 

無礼承知で進言したら、案の定逆ギレされました。でもまだクビになってません(笑)

 

そんな状況を心配してか、しばらく隠居生活していた会長(創業者)が毎日会社に来るようになりました。来ても今更何も役立ちませんけどね。どうせ来るなら暴走中の息子を正しい方向に正してもらいたいものです。

 

 

そして、昼食前に社長と会長が一緒に出かけることが多くなりました。あんな犬猿関係にあった親子が・・・・社長が会社経営に弱腰になっている証拠です。

 

社長はこれから起こるであろう会社の責任をとりたくないわけです。潰れた後で、「業績が悪化して潰れたのは自分のせいではない、ぜんぶ親父がやったことだ。俺はいつも反対していたんだ。」とでも語りたいのでしょう。2代目社長らしい思考パターンです。

 

そして、(やめておけばいいのに)会長も単純ですから、どんな理由であれ頼ってくれる息子は可愛いみたい。

  

事実上の意思決定者は、また会長に戻ってしまいました。いつの間にやら院政になってしまいました。

 

息子は傀儡になることを決断したようです。自らが会社を潰してしまうかもしれないことに恐れをなし、全ては親父の経営方針のせいだということにしようとしているわけです。本人は登記そのものも変えたいのでしょうが、それやってしまうと、得意先との関係性に不安材料が残ってしまうので、形は変えずに、重要な意思決定は親父が行うというのが妥当なところでしょう。

 

めんどくさい会社です。でも、彼らの会社ですから、どうぞご自由にやってくださいな。2代目社長は、逃げることに対する意思決定だけはできる、ということはよく分かりました。

 

この先どうなることやら。